- 資料記号
maregaA7
- 標題
フォンド・マレガ ファイル A7
- 年代
1635年~1943年
- 主年代
17世紀・20世紀のものもあるが、主な作成年代は18世紀から19世紀初め
- 年代注記
1635年 (寛永12) ~1943年 (昭和18)
- 記述レベル
ファイル
- 数量
レコード数721件(内訳:古文書・状653、紐35、新聞17、包紙5、封筒4、紙縒3、カード2、紙片2)
- 物的状態注記
紐・紙縒・新聞・封筒・巻紙などで一括された大小30程度のまとまりからなる。
- 出所/作成
マリオ・マレガ。日本の古文書は臼杵藩宗門方を原出所とする。
- 履歴
フォンドと同様
- 地名
大分県臼杵市・大分市、東京都目黒区碑文谷
- 役職等
サレジオ会宣教師、臼杵藩宗門方
- 伝来
1953年にマリオ・マレガよりバチカンへ寄贈
- 入手源
フォンドと同様。
- 範囲と内容
本文書群の大部分は、村方や寺院などから臼杵藩宗門方へ提出された類族に関する願・伺・届・証文類からなる。内容は、類族の結婚・養子縁組・離縁・義絶・学問修業・欠落・帰参などに伴う引越・所替、剃髪・落髪・改名・寺替などである。次に、数量が多いのは、商売・参詣・湯治などの理由で類族が一時的に移動する際に提出された伺・届である。上記の2種類に該当するのは、A7.2・4・6~9の合計600点以上である。
本文書群中の大小約30の集合は、それぞれ類似する内容の文書・年代が近い文書でまとめられている。いずれもツツミ紙や紐、メモなどからマリオ・マレガないしはその補助者による整理の痕跡がみて取れるが、部分的に宗門方で行われていた文書管理の秩序が温存されていると判断できるものもある。例えば、A7.9.1の37点は宗門方が作成した包紙で一括されている。
他に、宗門方が作成・取得した雑書類(物品の購入関係文書、断簡など)のまとまり(A7.3)、1635年(寛永12年)11月17日付で大野郡持田村の諸家から宗門方へ提出された起請文7通(A7.5)がある。前者は、近代以降の料紙・封筒で一括されており、マレガによる整理過程で作られた集合だと推定される。後者は、文書に付された貼り紙の記述「起請数七ツ」から宗門方による分類が活きていると考えられる。
以上のA7文書群には、M331からM800.6までのナンバーが、欠番なくスタンプ・鉛筆・ペンでマレガによって付与されている。内容が関連するものは、2通ないしは3通で一つのナンバーが付与されるか枝番が付けられており、マレガもしくは補助者が内容をある程度理解して整理したことがうかがえる。
- 使用言語
日本語、伊語、英語(新聞)
- 記述日
2016/11/20
- 参照用画像