古事類苑>地部十四>常陸國>風俗
第 2 巻 1148 頁 画像表示

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諸國人數調〈◯中略〉弘化三丙午年 一人數五拾貳万千七百七拾七人御料私領 常陸國高百万五千七百七石餘 内〈貳拾六万九千八拾貳人 男 貳拾貳五万貳千六百九拾五人 女〉

風俗
〔人國記〕
常陸國 常陸國之風俗、如形不然而、唯盜賊多シテ、夜討推込辻切等ヲシテ、其惡事顯レ罪科ニ行ハルヽトイヘドモ、耻辱トモ且テ不思、結局至其子孫ニハ、病死ナドハ不爲ナドヽ、一ツノ系圖ニ而、盜賊スルヲ微塵モ非義非禮ト云事ヲ不知ヤウノ風儀ニテ、唯肝膽之間、逞ク生レ付テ如此ト見ヘタリ、武士之風儀モ是ニ不替而、道理ヲ知ル人少シ、タトヘ知トイヘドモ、我意ニマカセテ執行、故ニ理ニ似タル無理、義ニ似タル不義ノミ多而、更ニ善ト難云、世之唱フルニモ、常陸國ヲ差而全キ人ナキ國ト呼リ、昨日味方ニテ今日ハ敵ト成ノ風儀ハ、千人ニ、一人モナシ、若シ國風之垢ヲケヅル人アラバ、天下ニ名ヲ呼程之者ナルベシ、

名所
〔日本鹿子  七〕
同國〈◯常陸〉名所之部 鹿島宮 縁記草創、くはしくは神社の部に有之也、 常陸なる鹿島の宮の宮柱猶万代も君がためとか 鹿島か崎 かしま郡の海邊なり 霰ふるかしまが崎の浪高み過てやゆかん戀しきものを 築波山 當國の海邊にある山なり、觀音の靈地也、 今はとて心つくばの山みれば梢よりこそ色かはりけれ 水無能川 櫻川 右ふたつの川ひとつ流なり、水上をさくら川といひ、すそを水無能川といふといへり、此所明神の宮井山の上に立給ふ、櫻の木多し、依之櫻川と云といへり、川はふもとを