国文学研究資料館  収蔵歴史アーカイブズデータベース

尾張国名古屋元材木町犬山屋神戸家文書



 神戸(かんど)分左衛門家は、犬山の鵜飼屋神戸家の分家として名古屋元材木町に開業した。17世紀末までは材木商を主として金融・諸物産売買といった多角的経営を展開するが、18世紀初頭に新田経営に転換し、その後近世を通じて新田地主としての経営を続けていくことになる。同時に、借上金御用・御勝手御用達・町奉行所御用達など、尾張藩の御用達商人としても活動している。近世を通じて貸地貸店経営・町屋敷経営を行なっていた。これらは近代にも継続し、大規模な新田地主・都市地主として鉄道会社・銀行など企業の設立に関与している。
 本文書群は元材木町神戸家作成経営史料、狭義の家文書、新田支配人作成史料、神戸彦七・家守来家太七作成史料(江戸町屋敷経営)、大高源兵衛新田、三州伏見屋新田、領主御用、元材木町に大別される。約2万点。

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