岩本村は、早くから東海道と甲駿往還および富士川という水陸交通の要衝として開け、戦国期には伝馬宿であった。岩本村文書は、ほぼ全体が近世の村方文書で、一部名主の私的文書と思われるものが混じっている。内容的には大きく地方関係と、渡船方関係に分かれるが、両者を物理的に区分することはできない。
富士川交通史料写は、岩本村関係文書の写しが中心だが、その他、富士川堤普請、富士川用水、富士川渡船、富士山林等、富士周辺の文書が広く採録されている。
出所を異にするが、伝来の経緯が同じで内容も関連が深いので、当館では一括して管理している。総レコード数861件。
『史料館所蔵史料目録』第2集 | ||||||
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駿河国富士郡岩本村文書ならび に富士川交通史料写 | ||||||
表紙~24 | ||||||
解題 | 61~奥付 |