【北海道利尻郡鬼脇村役場関係文書||Oniwaki village office records, Rishiri district, Hokkaido Pref.】
識別記号 ac1962024.06
資料記号 37X6-1
標題 北海道利尻郡鬼脇村役場関係文書||Oniwaki village office records, Rishiri district, Hokkaido Pref.
年代 1879年~1918年
主年代 明治前
年代注記 1879(明治12)年-1918(大正7)年頃、主として1870年代末から1890年代のもの。
記述レベル collection
書架延長/数量 2m/92点
物的状態注記 5冊・87綴
出所・作成 鬼脇村役場
履歴 利尻郡鬼脇村は、近代初頭には水戸藩の分領支配地であったが、廃藩置県後は開拓使の管轄となって、1875(明治8)年には札幌本庁に属し、1879(明治12)年には同宗谷外三郡郡役所の管轄となった。開拓使廃止後は1882年に札幌県の管轄に属し、のち北海道庁の設置とともに、この管轄に属した。利尻郡各村戸長役場の名称は郡区町村編制法の適用以来だが、それ以前は開拓使の地方機関である区役所、または分署の利尻扱所において戸長の事務が執行されていた。 戸長役場の所在地は、当初、鴛泊村であったが、1884(明治17)年鬼脇村に移った。利尻郡各村戸長役場は、同郡6か村の戸長役場であるが、1892(明治25)年、分割されて鬼脇村外2か村と鴛泊村外2か村の各戸長役場となった。この文書は、鬼脇村外二箇村戸長役場に引継がれたもので、ここはさらに1900(明治33)年、仙法志村戸長役場を分割したため、鬼脇村外一箇村(石崎村)戸長役場となった。1902(明治35)年、北海道二級町村制の施行によって鬼脇村となる。その後、町村合併で東利尻町となり、さらに1990年(平成2年)、利尻富士町と改称した。
(関係地)北海道利尻郡鴛泊村‐鬼脇村‐利尻富士町鬼脇[現在]
伝来 1962年に他の37Xの文書とともに、一括して故紙業者より購入。
入手源 故紙業者
範囲と内容 この文書群は、鬼脇村役場に収蔵されていたと推定できる。したがってその限りでは出所を同じくする一群の文書ではあるが、すべて戸長役場・村役場の文書ではなく、一部、北海道庁林務課及び地理課の派出所文書をも含んでいる。また、「群馬県庁文書」(33J 36E)、「山梨県東山梨郡加納岩村文書」がここに混入している。 (1)戸長役場・村役場文書系統のものでは、次の2区分に大別される。すなわち、a,開拓使扱所(旧宗谷区務所・留萌分署など各時期の利尻扱所)の文書、b,戸長役場・村役場(利尻郡各村戸長役場・鬼脇村役場・公立利尻病院・鬼脇登記所)の文書で、このうちa,は2点にすぎず、b,は83点を数え、大半を占める。B,の内容としては、(a)戸籍関係では「寄留届」など、(b)会計関係では「経費仕出録」、(c)法規では「布達」、(d)選挙では「被撰人及撰挙人名簿」、(e)租税では「村治類典 免税船」、(f)住民権利証書では「家督譲渡証書」などである。なお、ここに含まれる鬼脇登記所の文書は、戸長がその事務を担当しているものである。 (2)北海道庁林務課利尻派出所(後、地理課増毛派出所利尻分遣所)系統の文書では、林木管理処分関係がある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 EAD-XML検索システムでの検索も可能ですが、閲覧を希望する場合は事前に情報サービス第2係(歴史資料担当)へお問い合わせ下さい。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録および仮目録(昭和37年度)
原本の所在
利用可能な代替方式 利尻町史編集室(隣町)が全文書をマイクロフィルム撮影している(昭和59―57)。
関連資料 利尻富士町役場文書(同町所蔵。町史編集室にて管理中)がある。
出版物
注記 これまでの文書群名は「利尻島記録」「利尻戸長役場書類」仮整理の段階なので史料点数は、増加する見込み。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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