【越後国頸城郡行野村横尾家文書】
識別記号 ac1961001
資料記号 36A 59A
標題 越後国頸城郡行野村横尾家文書
年代 1681年~1934年
主年代 江戸後
年代注記 1681(延宝9)年-1934(昭和9)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 4m/357点
物的状態注記 357点(294冊、55通、7綴、1枚);59A分は洋紙の簿冊を多く含む。
出所・作成 横尾家
履歴 行野村横尾家は、近世期には代々又右衛門を名乗り、検地のたびに案内を勤めた庄屋である。所持高は、1847(弘化4)年に村高の過半を占めている。村外からの小作米収入もあり、村内外に広く質地を集積し、小作経営を行っていた地主である。明治以降の小作地の所在は、居村・和田・大原・小黒・切越地・本郷・樽田・石橋・船倉(以上現、安塚町)・中猪子田(現、浦川原村)にわたっている。幕末から明治期の横尾家の当主は、又右衛門、義周、義智を名乗っている。横尾義周時代の土地経営は、地主の持つ商品米(売米)量が1887(明治20)年に2000俵であり、1888(明治21)年に地価2万3000円の規模である(『新潟県大地主名簿』農政調査会 1968年)。
(関係地)越後国頚城郡行野村‐新潟県東頚城郡行野村‐新潟県東頚城郡小黒村行野‐新潟県東頚城郡安塚町行野[現在]
(主題)庄屋|地主
(役職等)庄屋|地主
伝来 36Aは1961年度に古書店より購入。59Aは1984年に池田淳氏より「越後国頚城郡長走村光林寺仏典」(59B)とともに一括して寄贈。
入手源 古書店・池田淳氏
範囲と内容 本文書群は、(1)近世行野村関係文書、(2)横尾家地主経営文書に大別できる。(1)は1681(延宝9)年「年貢勘定目録」、村明細帳、惣百姓取極議定書および村方出入の訴状類で、他は土地関係で1683(天和3)年検地水帳等がある。(2)は近世の土地経営分と1874-1934(明治7-昭和9)年の「年中日記」「小作取立帳」等の帳簿を主とした地主経営文書である。幕末期の質地・小作出入の訴状および取替・詫証文が含まれる。大正期の高田市所在の邸宅における「出納精算帳」等も残っている
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和36年度、昭和59年度)・カード目録(36A分)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 横尾家文書(明治大学刑事博物館所蔵、同家史料が分割されたもの)がある。
出版物
注記 冨善一敏「検地帳所持争論と近世村落」(『史料館報』第52号 1994.9)1961(昭和36)年、藤園古書店(藤園堂)より文部省史料館が購入、さらに1984年池田淳氏が入手した分の寄贈を受ける。昭和36年の購入時期、明治大学刑事博物館も約50点入手している。
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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