【兵庫県津名郡・三原郡村々戸長役場文書】
識別記号 ac1959010
資料記号 34J
標題 兵庫県津名郡・三原郡村々戸長役場文書
年代 1627年~1913年
主年代
年代注記 1627(寛永4)年-1913(大正2)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 21m/963点
物的状態注記 963点(846冊、4合冊、106綴、5通、2枚)
出所・作成 未詳
履歴 津名郡は淡路島東部に位置し、近世では1615(元和元)年から徳島藩領、近代では淡路城代職・淡路仕置職であった稲田氏の家臣について、1869(明治2)年禄制改革に伴い卒族に編入するかで難航し、翌3年徳島藩側の一部の者が稲田家臣を襲う稲田事件が起きた。事件後、稲田氏知行分は津名郡に一括され、兵庫県管轄となる。1871(明治4)年名東県、1876(明治9)年から兵庫県に所属する。1879(明治12)年郡区町村編制法施行により、津名郡兼三原郡長に賀集寅次郎が任命され、郡役所を洲本町に設置、1889(明治22)年市制町村制の施行により、4町28か村を編成する。三原郡は淡路島南部に位置し、近世では徳島藩領、近代では1871(明治4)年名東県、1876(明治9)年兵庫県に所属する。1877(明治10)年村浦の合併が行われ、51か村浦(のち52か村浦)に編成された。
(関係地)淡路国津名郡来馬村・仮屋浦・谷村・下田浦・三原郡湊浦・津井村‐兵庫県津名郡尾崎村・育波村・黒谷村・生田村・蟇浦村・江崎村・中山村・楠本村・浦村・来馬(久留麻)村・仮屋浦・谷村・下田浦・三原郡広田村・中條村・納村・湊村・津井村・伊加利村‐津名郡一宮町・北淡町・東浦町・淡路町・三原郡緑町・西淡町・洲本市[現在]
(主題)―
(役職等)―
伝来 1959年度に古書店より購入。
入手源 古書店
範囲と内容 本文書群は津名郡下では尾崎村・育波村・黒谷村・生田村・蟇浦村・江崎村・中山村・楠本村・浦村・来馬(久留麻)村・仮屋浦・谷村・下田浦の13浦村、三原郡下では広田村・中条村・納村・湊村・津井村・伊加利村の6か村の戸長役場文書で、若干の近世文書を含む。各浦村にほぼ共通してみられるのは、地券台帳・土地指令書綴込・開墾地や地価修正書綴及び取調書・名寄帳・免租地誤謬訂正願や野取図・誤謬地訂正願などである。以下に各村ごとの点数と、上記以外の主な文書を掲げる。〈津名郡〉 (1)尾崎村(1点)、(2)育波村(21点)、(3)黒谷村(43点)、(4)生田村(49点)、(5)蟇浦村(2点)、(6)江崎村(3点)、(7)中山村(8点)、(8)楠本村(9点)、(9)浦村(1点)、(10)来馬(久留麻)村(122点)、傍示別検地帳・新開別検地帳や名寄帳(含近世写)・「官民区分伺指令及達書」「町村制枢要訓令類綴」「町村役場処務規程準則」「上申届其他記録綴」「県庁郡役所諸往復書類綴」「他市町村役場往復書類綴」「村会決議録」・村会議員選挙書類、(11)仮屋浦(34点)「難破船及漂流着物品取扱其他浦役人ニ係ル一時達並ニ照会書類」「町村制内訓類」「庶向往復留」「県郡庁各課往復書類綴」、(12)谷村(29点)「鍬下帳」(享保-延享)「川成改引帳」(正徳-延享)「郷蔵敷名据願帳」・用水普請関係書類、(13)下田浦(5点)「来馬組内下田浦棟数人数御改帳」(1720年・享保5年)「田畑質入証文控」(1848年・弘化5年)。〈三原郡〉 (1)広田村(9点)、(2)中条村(10点)、(3)納村(6点)、(4)湊村(130点)「湊浦薮帳」(1684年・貞享元年)「湊浦(新開)御検地帳」(享保-文化)「湊浦棟数人数船数御改帳」(1649年・慶安2年)「湊浦家数人数相改帳」(1673年・寛文13年)・人払や棟附帳(寛文-文化)・郡役所往復書状綴、(5)津井村(478点)検地帳(宝永-寛政)のほか、山林・荒地開墾・年貢や租税・村費・棟附・漁業・学校関係の文書(含近世)、(6)伊加利村(2点)。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 カード目録
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 史料叢書第3巻『町村制の発足』(1999年)に仮屋浦村の『町村制内訓類』(史料番号113)、来馬村の『町村制枢要訓令類綴』(同81)、『上申届其他記録綴』(同84)を収録。
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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