【陸奥国白河郡中石井村鈴木家文書||SUZUKI family papers and collections of Naka-ishii village, Shirakawa district, the province of Mutsu】
識別記号 ac1958025
資料記号 33Y
標題 陸奥国白河郡中石井村鈴木家文書||SUZUKI family papers and collections of Naka-ishii village, Shirakawa district, the province of Mutsu
年代 1618年~1926年
主年代 明治後
年代注記 1618(元和4)年-1926(大正15)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 3m/1106点
物的状態注記 1106点(441冊、503通、162綴)及び未整理3袋基本カードによれば358冊517通64綴3袋
出所・作成 鈴木家
履歴 中石井村は近世中期に上組・下組に分かれ名主も2名いたが、やがて2年ごとに入札によって1名を選ぶ制となり明治まで続いた(『福島県史』3・近世2、『矢祭町史』第3巻・史料編2による)。鈴木家は代々名主役を出してきた有力な家と見られ、近世後期には金沢(金沢弥蔵)家を除けばほぼ鈴木(鈴木宗内)家が名主役を独占していたようである。なお鈴木家は一時、下石井村、木野反村などの名主を兼任した。明治初期には、戸長として鈴木弥平、用掛として鈴木律蔵の名が見える。鈴木律蔵はのち石井村助役兼収入役をつとめた。なお、鈴木家はかなりの地主であったようである。1691(元禄4)年に郡内で100石前後を所有していた者は8戸で、その中に中石井村の鈴木宗内と金沢弥蔵の名が見えている(『福島県史』同前、363頁)。
(関係地)陸奥国白河郡中石井村‐磐城国白川郡中石井村‐ 磐前県白川郡第五大区小三区中石井村‐福島県東白川郡石井村中石井‐福島県東白川郡塙町中石井‐福島県東白河郡矢祭町中石井[現在]
(主題)名主|戸長|用掛|地主
(役職等)名主|戸長|用掛|地主
伝来 1958年度に金沢春友氏より同氏収集史料の一部として譲渡。金沢春友氏については「金沢春友収集史料」(28K)参照。
入手源 金沢春友氏
範囲と内容 本文書群は、(1)近世中石井村村方文書、(2)近代中石井村村政文書、(3)他村文書、(4)鈴木家家政文書、(5)その他、に分けられると考えられる。(1)は中石井村の名主文書で、後掲の「中石井区有文書」等と分散されているため、それほどまとまっていないが、戸口関係、年貢関係、土地関係等、一応全分野にわたって残存している。なお名主交替の際に作成された「諸帳面目録」があり、名主文書群の全体を知る上で参考になる。(2)は明治期の中石井村行政に関わる文書だが、比較的量は少ない。(3)は鈴木家が他村の名主を兼帯したり、その他何らかの理由によって鈴木家に伝来した中石井村以外の文書で、下石井村の文書などがある。(4)は鈴木宗内の手控帳、日記類がまとまっているほか、土地金融関係の証文など種々の文書がある。(5)は、金沢春友収集史料の一部ではあるが鈴木家文書ではないものが整理の過程で誤って混入したと推定される文書である。(3)との区別が難しいので注意する必要がある。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件 EAD-XML検索システムでの検索も可能ですが、閲覧を希望する場合は事前に情報サービス第2係(歴史資料担当)へお問い合わせ下さい。
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和33年度)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 「中石井区有文書」(矢祭町史編さん委員会昭和51年調査目録、当館所蔵『(矢祭町史料所在目録)』15に収録)は近世・近代の中石井村村政文書を含む2340点の文書群である。「中石井班目甚一氏所有文書」(同前、当館所蔵『(矢祭町史料所在目録)』13に収録)にも近世・近代の中石井村村政文書が含まれる。また「金沢春友寄贈文書」(81点、福島県文化センター福島県立歴史資料館所蔵、『歴史資料館収蔵資料目録』第6集・県内諸家寄託文書〔?U〕、45頁所収)に中石井村名主文書の一部がある。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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