【美濃国多芸郡島田村千秋家文書】
識別記号 ac1954002
資料記号 29B
標題 美濃国多芸郡島田村千秋家文書
年代 1620年~1926年
主年代 江戸後
年代注記 1620年頃(元和年間)-1920年頃(大正年間)
記述レベル fonds
書架延長/数量 12m/3584点
物的状態注記 3584点(1090冊、2375通、68枚、2鋪、46綴、ほか刊本・版本など3点)
出所・作成 千秋家
履歴 千秋家(服部家と称する時期もあるが以下、千秋家と表記する)は、17世紀末から18世紀にかけて土地集積を行った典型的な地主である。幕末時点で本拠島田村に220石余の土地を所持し、そのほかに周辺村約10か村、江州日野にも相当の土地を有し、差配人を置いて経営を行っていた。また経営としては貸家と油店も行っていた。近世では公職としては百姓代を勤めた時期があるだけである。 近代になると、庄屋、戸長、島田屯所御用係を勤めたほか、1873(明治6)年藍田学校創立にあたりその御用係も勤めた。経営は明治後期より衰微しはじめ、第二次大戦ごろには完全に衰退した。
(関係地)美濃国多芸郡島田村‐大垣県多芸郡島田村‐岐阜県多芸郡島田村‐第四大区五小区‐島田村‐岐阜県多芸郡高田町‐岐阜県養老郡高田町‐岐阜県養老郡養老町[現在]
(主題)地主;藍田学校御用係
(役職等)地主;藍田学校御用係
伝来 1954年度に原蔵者の関係者より購入。
入手源 原蔵者の関係者
範囲と内容 本文書の大半は、土地経営文書である。土地集積史料は、1685(貞享2)年の売買証文を初見とし、享保から化政期にかけてが土地移動の最盛期であったため、この時期の史料が最も多い。永代売渡証文、質流れ証文といったものである。その次に目立つのは金融関係の史料で、借金証文、田畑書入証文の類である。小作料徴収のための帳簿は19世紀に入らないと残存しない。土地経営以外の営業活動である油店・質店・貸家に関係する史料はごくわずかである。 島田村の近世・近代の公文書は断片的にしか存在しないが、藍田学校関係の史料は比較的まとまっている。そのほか、輪中地帯という地域の特質を反映して防水・水利関係の史料がある。また、家関係では慶事・仏事に関する非常に詳細な史料が多数残されているのは特筆に価する。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第25集(1976年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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