【常陸国行方郡牛堀村須田家文書】
識別記号 ac1952010
資料記号 27J 46A
標題 常陸国行方郡牛堀村須田家文書
年代 1602年~1925年
主年代 江戸後
年代注記 1602(慶長7)年-1925(大正14)年
記述レベル fonds
書架延長/数量 10m/3218点
物的状態注記 3218点(987冊、1894通、284綴、2枚、5巻、42鋪、1帳、3袋一括)
出所・作成 須田家
履歴 須田家が住した牛堀村は、霞ヶ浦東岸、横利根川と北利根川の合流点に位置しており、北側にある氷山村から分かれた。江戸時代を通じて水戸藩領であり、同家では寛永期頃より牛堀・永山村の庄屋を勤めた。幕末期には周辺村落(島崎村・富田村)の庄屋役を兼帯し、また、天保期頃より水戸藩領の大御山守を勤めた。大御山守の基本的な業務は藩直轄林御立山の管理であり、潮来領村々から植林・夏刈・下刈・手入人足賃の徴収、伐木・伐出などを行ったが、潮来陣屋の普請にあたるなど、大庄屋的な機能も有した。その管轄対象地域は潮来領富田村、牛堀村、永山村、堀之内村、茂木村、矢幡村である。関連史料も多い。須田家の持高は、1842(天保13)年段階で牛堀、氷山村で高131石余に達した。9代当主喜源治(安政5年没)は俳人であり、句集「窓形集」を残している。なお須田家では1844(天保15)年に分家(新宅と称している)を出した。本文書群はこの新宅に伝えられたが、移管の事情は未確認である。
(関係地)常陸国行方郡牛堀村‐茨城県行方郡牛堀町牛堀[現在]
(主題)庄屋|大御山守|御勝手方御用達|郷士
(役職等)庄屋|大御山守|御勝手方御用達|郷士
伝来 1952年および1971年の両年度に原蔵者から当館へ譲渡された。
入手源 原蔵者
範囲と内容 須田家文書は、(1)大御山守文書、(2)庄屋文書、(3)家関係文書の3つからなる。(1)では、大御山守留の御用留が1835(天保6)年以降16冊程ある。また、大御山守間の書状も多い。(2)庄屋文書の特徴は、周辺村の庄屋兼帯により、牛堀村のみならず関係諸村の史料が見られることにある。とくに永山村の文書は多く、村政運営上の諸帳簿などが一緒に作成されることも少なくない。村方基本帳簿はほぼ揃っている。また、水運に関する史料や下利根川での漁業に関する史料も少なくない。(3)では由緒書、冠婚葬祭に関する諸帳簿、田地の売買など諸権利に関するもの、奉公人関係、金銭出納帳などが近世後期から明治期にかけて多数見られる。また、和漢の書籍も少なくない。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第19集(1972年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 当館が譲り受けた以外の須田家残存分は、1969年に茨城県立歴史館が同家より寄贈をうけた。当館ではそのうち書籍・書画・器具などを除きマイクロフィルムによって収集した(F7102)。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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