【伊勢国飯野郡射和村大黒屋富山家文書】
識別記号 ac1952007
資料記号 27G
標題 伊勢国飯野郡射和村大黒屋富山家文書
年代 1616年~1910年
主年代
年代注記 1616(元和2)年-1910(明治43)年頃
記述レベル fonds
書架延長/数量 4m/1355点
物的状態注記 1355点(863通、353冊、1括、54鋪、4帖、5葉、43枚、8巻)
出所・作成 富山家
履歴 ?
(関係地)伊勢国飯野郡射和村‐三重県飯野郡射和村‐飯南郡射和村‐松阪市射和‐松阪市射和町[現在]
(主題)呉服‐両替商
(役職等)呉服‐両替商
伝来 富山家の菩提寺伊馥寺を経て、旧三井文庫に保管されていたものを1952年度に譲渡。
入手源 旧三井文庫
範囲と内容 富山家文書は、(1)支配、(2)商業・金融、(3)家関係の文書から構成される。(1)は鳥羽藩関係が最も多く、藩主の書上や家中分限帳をはじめ、巡見、朝鮮人来朝関係、扶持、拝領関係、御用達を勤めた和歌山・彦根・高知各藩に関係する史料をも含む。(2)商業・金融は富山家の具体的な経営内容を示すもので、内容は店規、帳簿、江戸店、京都店、大坂店、上州店、小紅屋、奉公人、相場、御為替、金銀引替、貸借関係史料がある。特に1616(元和2)年「足利帳」、1624(元和10)年「大福帳」は、わが国の商業帳簿では最も古いもののひとつである。これに続く1658-1687年(万治-貞享期)の「惣算用目録」上の決算様式は、その後の享保期(1716‐)以降の「勘定目録」との対比において簿記学的に貴重な史料であるといえる(河原一夫『江戸時代の帳合法』ぎょうせい、1977年)。(3)家では系図をはじめとして家計や日記、書簡類があるが、最も多いのは寺社への寄進に関する史料である。なお、同家系図には、近世初期の仮名草子「竹斎」の作者が同家の出身とされている。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 JAPANESE
物的特徴及び技術要件
検索手段 『史料館所蔵史料目録』第3集(1954年)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料
出版物 『松阪市史』第12巻、史料篇近世(2)(1983年)
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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