【能登国鳳至郡中居村国田家文書】
識別記号 ac1952002
資料記号 27B
標題 能登国鳳至郡中居村国田家文書
年代 1603年~1920年
主年代 江戸後
年代注記 慶長8-大正9年
記述レベル fonds
書架延長/数量 4m/309点
物的状態注記 309点
出所・作成 国田家
履歴 国田家は、七尾北湾に面した村扱いだが町と通称された中居町に住し、金沢藩政初期より幕末まで蝦夷松前・江差との能登釜・海産物の交易を行う廻船問屋として知られている(平凡社)。1852(嘉永5)年の廻船持船名は国田恵比寿丸とある。中居村は近世以前より鋳物を扱い、藩の御用鋳物として鉄砲を鋳造し、1627(寛永4)年に藩が製塩を独占して貸釜制度を始めると、その鋳造と貸釜で中居鋳物として繁盛したところである。宝暦期には高田釜の進出で衰退するが、国田家は1852(嘉永5)年に「鋳物御継目願」(下書。仮番号115)を提出していることから鋳物製造を行っていたことが窺える。明治になって釜の製造とともに貸釜も行っている。さらに明治末から大正初めに肥料販売業を営んだ。
(関係地)能登国鳳至郡中居村‐石川県鳳至郡中居村‐住吉村‐穴水町[現在]
(主題)廻船問屋|鋳物師|製釜|肥料販売
(役職等)廻船問屋|鋳物師|製釜|肥料販売
伝来 1952年度に原蔵者より譲渡。
入手源 国田家
範囲と内容 本文書群は、1603(慶長8)年の年貢催促状以外は近世後期から大正期の史料を主とする。(1)鋳物師関係ならびに製釜・貸釜の文書、(2)廻船問屋としての交易文書、(3)肥料販売関係文書、(4)家文書に構成されよう。(1)には鋳物師関係として「鋳物御継目願」「鋳物師職座法掟」、製釜売買の証文綴と貸鍋台帳、通帳がある。(2)は廻船交易に際しての松前との往復証文。(3)には明治40年代の肥料売捌に関する帳簿類が比較的よく揃っている。(4)には土地売買に関わる証文類などが少量ある。なお年貢勘定帳などの冊子も数点存在する。
評価選別等スケジュール
追加受入情報
整理方法
利用条件
使用条件
使用言語 Japanese
物的特徴及び技術要件
検索手段 仮目録(昭和27年度)
原本の所在
利用可能な代替方式
関連資料 穴水町には国田家文書が保存されている(『穴水の歴史』1963年)。
出版物
注記
収蔵名称 国文学研究資料館(歴史資料)

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